銅製品の魅力は、綺麗で華やかな見た目。
キッチンに置いてあると抜群の存在感なのに、シックな雰囲気が感じられます。
お手入れに手間はかかりますが、丁寧に使っていけば味わい深い色になり、長く使えます。
そんな同製品の中でも手に取りやすいのが「やかん(ケトル)」です。
やかんは毎日のように使うのでお手入れもラクで、鍋やフライパンのように焦げ付かせる心配もありません。
銅製やかんのメリット
銅製のやかんは、見た目の華やかさに惹かれがちですが、最大のメリットは「優れた熱伝導性」にあります。 熱の伝わり方が早く、鉄やステンレスのやかんに比べて、お湯を早く沸かすことができます。
銅には、抗菌・除菌作用や塩素を分解する作用があり、沸かしたお湯がまろやかになり、お茶やコーヒーがおいしく感じられます。
また、銅は健康維持の為に必要不可欠な物質なので、積極的に銅製のやかんを使うことで、足りない銅を補うことができます。銅の摂取量が不足すると正常な血液を作れなくなり、貧血、発育遅延、骨の異常などの症状につながります。
新品の銅製やかんはピカピカですが、使い込むうちに深みのある飴色へと変わり、経年変化を楽しめるのも銅ならではの魅力といえます。
銅製やかんの3つのデメリット
一つ目は、高温に弱いこと。銅は金属の中でも比較的低い温度で溶ける素材で、200℃以上の温度になると、軟化しやすくなる性質を持ちます。調理に使う分には問題ないですが、空焚きして高温になりすぎると変形することもあります。
二つ目は、銅が溶出することによる健康被害。銅は人体に必要な金属類ですが、過剰摂取が問題になることもあります。健康な状態であれば問題になることはありませんが、高血圧、糖尿病、心不全、腎不全などを悪化させる要因になる可能性があります。
三つ目は、お手入れに手間がかかること。銅は使わない期間が長いと、錆びて真っ黒になってしまいます。日頃から水分をふき取り、磨いておくと、深みのある飴色の夜間に変化していきます。また、銅はやわらかい素材なので、ぶつけたりすると凹みます。
おすすめの銅製やかん
タケコシの純銅クラッシーケトルは、特徴的な形状の綺麗なやかんです。
内部はニッケルメッキになっていて、錆びにくく、扱いやすいやかんです。
ガス専用で、電磁調理器(IH)に使えません。
コメント