料理は家庭で出来るSTEAM教育

最近よく聞く「STEAM(読み方は「スチーム」)教育」。

私は大事なことだと思っているのですが、どうしたらいいかわからないという人も多いようです。

難しいことを考えなくても、子供に料理のお手伝いをしてもらうだけでもいいんです!

STEAM教育とは?

STEAMとは「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Art(芸術・教養)」「Mathematics(数学)」の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。

文部科学省では、「これらを統合し、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質・能力の育成」を重視しています。

でもこれって、当たり前なんですよね。

例えば、「包丁」を作るとき。

材料を選ぶには化学の知識が必要だし、設計するには数学が必要。

材料の組み合わせを考える知識も必要だし、材料を成型して組み立てる技術も必要。

使いやすい形やパッケージのデザイン、説明書や注意書きなんかも考えないといけません。

人間が作り出すモノって、いろんな分野の知識や技術が総動員されて作られている。

学校の勉強は「受験」や「試験」には必要かもしれないけど、社会に出るとそれだけでは役に立たない。

生きていくためには、それらをうまく組み合わせて使いこなす能力が必要です。

私は、STEAM教育とは、生きていくために必要な力を育てる教育だと思っています。

料理は家庭で出来るSTEAM教育

家庭でできて、ハードルの低いSTEAM教育は「料理」です。

料理って、意外と難しいですよね。

買い物に行けば値段や旬の食材のことを考えなければいけないし、家にある調理道具で作れるかどうかも考えなければいけない。

段取りを考えて、食べやすい切り方を考えて、下ごしらえ。

品数も増やしたいし、栄養や彩りも考えなければいけない。

火の使い方や調味料の使い方も知らないといけない。

などなどなどなど。

料理をするには、科学や数学など、いろんな知識が必要になります。

子どもと一緒に料理をすると、教えたいことが山ほど出てきます。

でも、そんなことを気にしなくても、子供は必要なことをどんどん吸収していきます。

焼いたら色が変わった
匂いが変わった
水入れすぎた
作る順番間違えた
なんでこれ入れるの?
これ入れたらどうなるの?

課題の発見や解決、新しい価値の創造を勝手にできるようになっていきます。

そういうことを「楽しい」と感じてくれるといいなぁ、などと思っています。

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