いつものお弁当を、少し特別なものにしたい。
そんな人に人気なのが、曲げわっぱなどの木製お弁当箱です。
天然木ならではの美しい木目と温かみのある見た目はもちろん、木が持つ吸湿性によって、ご飯の水分を調整しやすいのが特徴。
曲げわっぱは、軽量性や吸湿・保湿性を持つことから、おひつやお弁当箱として親しまれています。
特に、
- 冷めたご飯をおいしく食べたい
- お弁当の見た目にもこだわりたい
- 木製のお弁当箱を長く使いたい
- 毎日のランチを少し楽しみたい
- 日本の伝統工芸品を使ってみたい
という人に、曲げわっぱは魅力的な選択肢です。
一方で、プラスチック製のお弁当箱のように電子レンジで温めたり、食洗機に入れたりする使い方には向いていません。
曲げわっぱ弁当箱とは?
曲げわっぱは、薄く加工した木材を曲げて作る伝統的な木製容器です。
特に秋田県の「大館曲げわっぱ」が有名で、天然秋田杉の美しい木目と木の香りを楽しめます。
大館曲げわっぱは、17世紀後半頃から大館で製造が産業として発展してきたとされ、現在も伝統的な技術を使った製品が作られています。
木製ならではの軽さや吸湿性があり、弁当箱として使うことで、プラスチック製とは違った使い心地を楽しめます。
曲げわっぱはご飯がおいしく感じられる?
曲げわっぱの魅力としてよく挙げられるのが、冷めたご飯のおいしさです。
木は湿気を吸ったり放出したりする性質があるため、ご飯から出る余分な水分を調整しやすいのが特徴。
そのため、炊きたてのご飯をお弁当に詰めたときに、容器の中に水滴がこもりにくくなります。
曲げわっぱは、吸湿・保湿性があり、ご飯をふっくらと保つ特徴を紹介しています。
もちろん、ご飯のおいしさは炊き方や米の種類、詰め方、食べるまでの時間などにも左右されます。
「曲げわっぱに入れれば必ずご飯がおいしくなる」というより、木製弁当箱ならではの食感や雰囲気を楽しめると考えるとよいでしょう。
曲げわっぱ弁当箱のメリット
1.ご飯を詰めたときの水分を調整しやすい
曲げわっぱの代表的な魅力です。
木が余分な水分を吸収することで、弁当箱内部が蒸れにくくなります。
冷めたご飯がべちゃっとするのが気になる人には、魅力的な特徴でしょう。
2.とにかく見た目が美しい
曲げわっぱの魅力は、機能性だけではありません。
天然木の木目が美しく、お弁当を詰めるだけで見栄えがよくなります。
白いご飯、焼き魚、卵焼き、野菜など、普段のおかずでも木の色合いとよく合います。
「料理が得意ではないけれど、お弁当をきれいに見せたい」という人にもおすすめです。
3.軽量な商品が多い
木製というと重そうに感じるかもしれませんが、曲げわっぱには軽量な商品もあります。
毎日持ち歩くお弁当箱だからこそ、本体の軽さは大きなメリットです。
4.天然木ならではの香りを楽しめる
杉などの天然木を使った曲げわっぱでは、木の香りを楽しめる商品もあります。
プラスチックや金属のお弁当箱とは違った、自然素材ならではの魅力です。
曲げわっぱ弁当箱のデメリット
購入する前に、デメリットもしっかり確認しておきましょう。
電子レンジで温められない
曲げわっぱの大きな注意点です。
天然木を使った一般的な曲げわっぱは、電子レンジで加熱できません。
職場でお弁当を温めることが多い人は注意してください。
「お昼は必ず電子レンジで温めたい」という場合は、プラスチック製や電子レンジ対応のお弁当箱のほうが使いやすいでしょう。
食洗機に対応していない商品が多い
曲げわっぱは、食洗機で洗って乾燥させる使い方にも向いていません。
木製品は急激な温度変化や乾燥によって、変形やひび割れなどにつながる可能性があります。
基本的には、商品ごとの説明に従って手洗いするのがおすすめです。
使ったあとはしっかり乾燥させる
木製のお弁当箱で特に重要なのが乾燥です。
使用後に洗ったら、風通しのよい場所でしっかり乾かしましょう。
水分が残った状態で長時間放置すると、においやカビの原因になることがあります。
曲げわっぱ弁当箱の選び方
曲げわっぱを購入するときは、次のポイントをチェックしましょう。
1.無塗装か漆塗りかで選ぶ
曲げわっぱ選びで重要なのが、表面の塗装です。
大きく分けると、
- 無塗装
- 漆塗り
- ウレタン塗装など
があります。
無塗装タイプは、木そのものの吸湿性や香りを楽しみたい人に向いています。
一方で、塗装されたものより水分や汚れへの扱いに注意が必要です。
漆塗りタイプは、漆で表面を仕上げたタイプ。
木の風合いを残しながら、無塗装タイプよりお手入れしやすい商品があります。
初めて曲げわっぱを使う人なら、漆塗りの商品も候補になります。
実際、曲げわっぱの選び方では「お手入れのしやすさ」と「ご飯のおいしさ」など、優先したい要素によって塗装の有無を選ぶことがポイントとして挙げられています。
ウレタン塗装は、水分やキズに強く、長持ちする塗装です。
初めて木製お弁当箱に挑戦するのであれば、おすすめのタイプです。
ただし、塗装が厚くなると木の風合いは弱くなるかもしれません。
2.容量で選ぶ
曲げわっぱは容量も重要です。
一般的には600~700mL前後が使いやすいサイズの一つ。
ただし、食べる量によって適した容量は変わります。
| 容量の目安 | 向いている人 |
|---|---|
| 400~500mL程度 | 少食の人・子ども |
| 500~700mL程度 | 女性・一般的な量 |
| 700~900mL程度 | 男性・しっかり食べたい人 |
| 900mL以上 | 大容量を求める人 |
「曲げわっぱ=小さい」というわけではなく、大館工芸社でも小・中・大の小判弁当など、容量の異なる商品が販売されています。
3.一段式か二段式かで選ぶ
一段式は、ご飯とおかずを一つの容器に詰めるタイプ。
お弁当を詰めやすく、洗うのも比較的簡単です。
初めて曲げわっぱを使うなら、一段式から始めるのもおすすめです。
二段式は、ご飯とおかずを分けて詰められるタイプ。
食事量が多い人や、ご飯とおかずを分けて持ち運びたい人に向いています。
4.形で選ぶ
曲げわっぱには、さまざまな形があります。
代表的なのが、
- 小判型
- 丸型
- 長方形
- 二段型
などです。
小判型は、曲げわっぱらしい定番の形。
角が少ないので、ご飯やおかずを詰めやすいのも魅力です。
丸型は、見た目がかわいらしく、普段のお弁当とは少し違った雰囲気を楽しめます。
長方形は、バッグの中に入れやすく、スペースを有効に使いやすい形です。
曲げわっぱ弁当箱おすすめ5選
ここからは、曲げわっぱ弁当箱の中から、特徴の異なるおすすめ商品を紹介します。
1.大館工芸社「小判弁当」
大館工芸社は秋田県大館市で曲げわっぱを製造している老舗メーカー。
「小判弁当(小)」「小判弁当(中)」「小判弁当(大)」などが販売されています。
定番の小判型なので、曲げわっぱらしいデザインを楽しみたい人にも向いています。
こんな人におすすめ
- 本格的な曲げわっぱを使いたい
- 秋田の伝統工芸品に興味がある
- 長く使えるお弁当箱を探している
- 定番の小判型が欲しい
2.栗久「弁当箱・小判型」
栗久も、秋田県大館市を代表する曲げわっぱの老舗です。
「弁当箱・小判型」は、秋田杉の美しい木目を楽しめる定番タイプ。
内側を無塗装にしたモデルでは、杉の吸湿性や通気性を活かして、ご飯をふっくらと保ちやすいのが特徴として紹介されています。仕切りは可動式で、ご飯とおかずの量を調整できます。
また、栗久には小判型だけでなく、入子式など特徴的な商品もあります。
こんな人におすすめ
- 本格的な秋田杉の曲げわっぱが欲しい
- 木目の美しさを重視したい
- ご飯の食感を重視したい
- 職人が作る伝統工芸品を使いたい
3.日田杉 曲げわっぱ 丸型
日田杉を使用して作られた曲げわっぱ弁当箱です。
2つ目の曲げわっばとして人気なのが、丸型タイプ。
見た目がかわいく、女性に人気です。
こんな人におすすめ
- 丸型のお弁当箱が欲しい
- 小判型をすでに使っている
- 贈り物にもなる曲げわっぱを探している
4.曲げわっぱ 特大 1200cc
大きめのサイズが欲しい人におすすめの曲げわっばです。
しっかり食べたい人にも使いやすいタイプ。
食べ盛りの中学生や高校生でも満足できる容量の大きいタイプです。
こんな人におすすめ
- しっかり食べたい
- おいしいご飯をたくさん食べたい
- 大きいサイズの曲げわっぱを探している
5.紀州漆器 ヒノキ くりぬき お弁当箱
曲げわっぱではありませんが、くりぬき弁当箱も人気です。
木材をくり抜いて作ってあるので、丈夫で扱いやすいお弁当箱です。
こちらの商品は、食洗器で洗うことができます。
こんな人におすすめ
- 木製のお弁当箱を試してみたい
- 伝統工芸品より手軽なものから始めたい
- 漆塗りのお弁当箱が欲しい
- デザインも重視したい
曲げわっぱの正しいお手入れ方法
曲げわっぱを長く使うためには、お手入れが重要です。
使用後は早めに洗う
お弁当を食べ終わったら、できるだけ早く洗いましょう。
食べ物の汚れを長時間残さないことが大切です。
ゴシゴシこすりすぎない
木製品なので、強い力でゴシゴシ洗うのは避けます。
商品説明に従って、柔らかいスポンジなどで優しく洗いましょう。
洗ったあとはしっかり乾燥
曲げわっぱのお手入れで特に重要なのが乾燥です。
洗った後は水分を切り、風通しのよい場所でしっかり乾燥させましょう。
完全に乾いていない状態で収納すると、においやカビの原因になる可能性があります。
曲げわっぱに入れるおかずにも注意
曲げわっぱは木製なので、どんな料理でも気軽に入れられるわけではありません。
特に、
- 汁気の多いおかず
- 油分の多い料理
- 色の濃い料理
などは、商品によっては注意が必要です。
特に無塗装タイプの場合は、商品に付属する説明書やメーカーの注意事項を確認しましょう。
「汁漏れが心配」という人は、漆塗りタイプや、汁漏れ対策を考慮した商品を選ぶといいでしょう。
曲げわっぱはこんな人におすすめ
曲げわっぱ弁当箱は、特にこんな人に向いています。
冷めたご飯をおいしく食べたい
木の吸湿性によって、ご飯の余分な水分を調整しやすいのが特徴。
お弁当のご飯にこだわりたい人に向いています。
お弁当の見た目を良くしたい
木目の美しい曲げわっぱなら、いつものおかずでもおしゃれに見えます。
毎日のお弁当を楽しみたい
「今日は何を詰めよう?」と考えること自体が楽しみになるのも、曲げわっぱの魅力です。
長く使えるお弁当箱が欲しい
適切なお手入れをしながら使えば、木製ならではの経年変化も楽しめます。
曲げわっぱがおすすめできない人は?
一方で、
「お弁当は電子レンジで温めたい」
「食洗機で全部洗いたい」
「丁寧に扱う自信がない」
という人には、プラスチックやステンレスなど、別の素材のほうが使いやすい場合があります。
お弁当箱は毎日使うものだからこそ、憧れだけで選ぶのではなく、普段の使い方に合うかどうかを考えることが大切です。
曲げわっぱ弁当箱を選ぶなら「ご飯」と「お手入れ」で考えよう
曲げわっぱの魅力は、単なるお弁当箱としての機能だけではありません。
天然木の美しい木目。
手に持ったときの温かみ。
そして、木の性質を活かしてご飯をおいしく楽しめること。
毎日のランチを少し特別な時間にしてくれるのが、曲げわっぱの魅力です。
一方で、電子レンジや食洗機が使えない商品が多く、お手入れにも少し手間がかかります。
そのため、
「ご飯のおいしさを重視する」
「お弁当の見た目も楽しみたい」
「木製品を大切に使いたい」
という人なら、曲げわっぱを選ぶ価値があります。
本格的なものから、少し手軽に使えるタイプまで、いろいろあります。
予算とお手入れのしやすさを考えて選んでみてください。







コメント