
キャンプで食べる料理といえば、BBQやカレー、ホットサンドなどを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
でも、キャンプでもやっぱり食べたくなるのが炊きたてのご飯です。
「キャンプ場でも普段と同じようにご飯を食べたい」
「せっかくなら炊きたてのお米を味わいたい」
そんなときに便利なのが、アウトドア用の調理器具「メスティン」です。
メスティンは、アルミ製の箱型クッカーで、炊飯だけでなく、煮る・蒸す・焼くなどさまざまな調理に使えます。
メスティンは、日本語では「飯盒(はんごう)」といいます。
一般的にメスティンといわれているお弁当箱型の飯盒は、木炭などの炭を使うときに調理しやすい形です。
庭キャンとかバーベキューは、炭を使うことが多いですからね。
特にソロキャンプや少人数でのキャンプでは、一つのクッカーでいろいろな料理ができるのが大きな魅力です。
メスティンってどんな調理器具?
メスティンは、アルミ製の箱型のクッカーです。
もともとは飯盒(はんごう)のようにご飯を炊くための道具として使われてきましたが、現在ではキャンプや登山などで幅広く利用されています。
代表的なトランギアのメスティンには、通常サイズやラージサイズなどがあり、用途や人数に合わせて選べます。
メスティンの魅力は、炊飯だけの専用品ではないこと。
ご飯を炊いたり、ラーメンを作ったり、煮込み料理を作ったりと、一つでさまざまな料理に対応できます。
なぜキャンプの炊飯にメスティンがおすすめなの?
キャンプでご飯を炊く方法はいくつかあります。
飯盒、鍋、クッカー、ダッチオーブンなど、それぞれに特徴があります。
その中でもメスティンが人気なのは、コンパクトで持ち運びやすく、炊飯以外にも使えるからです。
① ご飯を炊ける
一番の目的はもちろん炊飯です。
メスティンなら、キャンプ場でも自分でお米を炊くことができます。
炊飯器がない屋外でも、火とクッカーがあれば炊きたてのご飯を楽しめるのが魅力です。
② コンパクトで持ち運びやすい
箱型なので、キャンプ道具の中に入れやすいのも特徴です。
さらに、メスティンの中に小物や調味料などを収納して持ち運ぶという使い方もできます。
荷物をできるだけ減らしたいキャンプでは、一つの道具に複数の役割を持たせることが重要です。
③ 炊飯以外の料理にも使える
メスティンはご飯を炊くだけではありません。
例えば、
- パスタ
- ラーメン
- スープ
- カレー
- 煮物
- 蒸し料理
- 炒め物
などにも利用できます。
「ご飯を炊くために持っていったけれど、ほかの料理にも使える」
というのがメスティンの便利なところです。
メスティンでご飯を炊く基本的な方法
では、実際にメスティンでご飯を炊く場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでは、基本的な流れを紹介します。
※お米の量や水量、火力、使用するメスティンによって適量は変わるため、商品付属の説明書やレシピがある場合はそちらを優先してください。
STEP1:お米を量る
まずは炊きたい分のお米を用意します。
ソロキャンプなら1合程度から始めると扱いやすいでしょう。
家族やグループで食べる場合は、必要な量に合わせて大きめのメスティンを選びます。
STEP2:お米を研ぐ
普段の炊飯と同じように、お米を研ぎます。
キャンプ場では水が貴重な場合もあるため、自宅でお米を研いでから持っていく方法もあります。
その場合は、衛生管理に注意して、適切に冷蔵・保冷して持ち運びましょう。
STEP3:お米に水を加える
お米をメスティンに入れ、水を加えます。
ここで大切なのがお米に水を吸わせる時間です。
すぐに火にかけるのではなく、一定時間浸水させることで、炊き上がりを安定させやすくなります。
キャンプ場での気温や水温などによっても条件が変わるので、最初はレシピ通りに作ってみるのがおすすめです。
STEP4:火にかける
お米を浸水させたら、メスティンを火にかけます。
使用する熱源は、
- シングルバーナー
- アルコールストーブ
- 固形燃料
- 炭火
- 焚き火
などがあります。
ただし、使用するメスティンと熱源の対応を確認し、安全に使用してください。
特にキャンプ用ストーブは、風の影響を受けると火力が変化します。
トランギアも、ストーブを使用するときは風を避けた場所に設置することで、燃料消費を抑えやすいと案内しています。
STEP5:火を止めて蒸らす
炊飯が終わったら、すぐにフタを開けずに蒸らします。
この「蒸らし」の時間も、炊き上がりを整える大切な工程です。
ただし、具体的な加熱時間や蒸らし時間は、米の量や熱源によって変わります。
最初は市販のレシピやメスティンの説明書を参考にするのがおすすめです。
メスティン炊飯で失敗しやすいポイント
「キャンプで初めて炊飯したら、芯が残ってしまった…」
そんな失敗を避けるために、いくつかポイントを押さえておきましょう。
お米の浸水を忘れない
炊飯では、お米に十分水を吸わせることが重要です。
特にキャンプ場では、気温や水温によって条件が変わります。
時間に余裕があるなら、浸水時間をしっかり確保しましょう。
火力を強くしすぎない
「早く炊きたいから」と強火にしすぎると、底だけ焦げてしまうことがあります。
特にアルミ製のメスティンは熱が伝わりやすいため、火加減を調整しながら炊飯することが大切です。
風の影響に注意
屋外では風があるため、家庭のコンロよりも火力が安定しません。
風が強い日は、風防などを使って熱が逃げにくい環境を作ると調理しやすくなります。
ただし、熱源によっては風防の使用方法に注意が必要です。
炊飯中に何度もフタを開けない
中の状態が気になっても、頻繁にフタを開けると熱が逃げてしまいます。
最初はレシピ通りに作り、慣れてきたら自分の使用する熱源や環境に合わせて調整していくとよいでしょう。
メスティンなら炊飯以外の料理も楽しめる
メスティンは、炊飯だけではなく、料理を作るクッカーとしても使えます。
パスタを作る
メスティンは一人分のパスタを作るクッカーとしても便利です。
水を沸かしてパスタを茹で、そのままソースを加えるなど、できるだけ洗い物を増やさず調理できます。
ラーメンを作る
キャンプの昼食や夜食にもラーメンはぴったり。
メスティンに水を入れて沸かし、麺と具材を加えるだけなので、簡単に作れます。
スープや煮込み料理
深さのあるメスティンなら、スープや煮込み料理にも使えます。
寒い季節のキャンプなら、温かいスープを作るのもおすすめです。
蒸し料理
メスティンに蒸し網を組み合わせれば、蒸し料理にも活用できます。
例えば、
- シュウマイ
- 肉まん
- 温野菜
など、キャンプでも蒸し料理を楽しめます。
メスティンは「フタ」も活用できる
メスティンの便利なところは、本体だけではありません。
商品によって仕様は異なりますが、フタも調理や食器として活用できます。
例えば、
本体でご飯を炊く
↓
フタを取り皿として使う
という使い方もできます。
荷物を減らしたいキャンプでは、こうした「一つの道具を何役にも使う」考え方が便利です。
メスティンを選ぶならサイズも重要
メスティンにはいくつかサイズがあります。
「とりあえず小さいものを買えばいい」
というわけではありません。
何人分の料理を作りたいのかによって選ぶサイズが変わります。
ソロキャンプなら小~標準サイズ
一人分の炊飯や料理が中心なら、コンパクトなサイズが使いやすいでしょう。
荷物も少なくできるので、ソロキャンプやツーリングキャンプにも向いています。
2~3人分なら大きめサイズ
複数人で食べる場合は、容量に余裕のあるラージサイズがあると便利です。
ただし、「何人分のご飯が炊けるか」は米の量や調理内容によって変わるため、容量だけで判断せず、商品仕様やレシピを確認しましょう。
メスティンを選ぶときにチェックしたいポイント
購入前には、次の項目を確認しておくと失敗しにくくなります。
① 容量
一人用なのか、家族用なのかを考えて選びます。
② 材質
アルミ、アルマイト加工、ノンスティック加工など、商品によって仕様が異なります。
③ 直火対応
ガスバーナーやアルコールストーブなど、使用する熱源に対応しているか確認しましょう。
④ ハンドル
持ち運びや調理時の扱いやすさに関わります。
⑤ フタの閉まり方
炊飯するときにはフタを使用するため、しっかり閉まるかどうかも確認しておきたいポイントです。
⑥ 収納性
他のキャンプ道具やカトラリーなどを中に収納できるかもチェックすると便利です。
おすすめのメスティン
メスティンを探していると、さまざまなメーカーの商品が見つかります。
ホシマル メスティン 750ml
アルミ弁当箱のメーカーが作った、角が丸みをおびたフォルムの日本製メスティン。
トランギア メスティン 750mL
スウェーデンのアウトドアメーカー「トランギア」の定番メスティン。
角利産業 SUNDRY アルミ飯ごう
シンプルなメスティン。持ち運びに便利な収納袋付き。
メスティンはキャンプ初心者にもおすすめ
キャンプを始めたばかりだと、
「キャンプ料理って難しそう」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、メスティンなら炊飯から始めて、慣れてきたらパスタやラーメン、煮込み料理などに挑戦できます。
最初から難しい料理を作る必要はありません。
まずは、
お米を炊いてみる
ところから始めてみましょう。
自分で火を起こし、屋外で炊いたご飯を食べるだけでも、普段の食事とは違った楽しさがあります。
特に、外で食べる炊きたてのご飯は格別です。
BBQで焼いた肉をご飯に乗せてもいいですし、レトルトのカレーをかけてもいい。
朝食なら、炊きたてご飯に味噌汁を合わせるのもいいでしょう。
メスティンが一つあれば、キャンプ料理の幅を広げることができます。
キャンプだけじゃない使い方
キャンプで使う道具というイメージが強いメスティンですが、実はお弁当箱としても使えます。
パッキンが無いのでこぼれるようなものは入れられませんが、容量もちょうどいいし、取っ手が付いているので食べやすいんです!
学校へ持っていくと、注目の的になるそうです。
また、非常時や災害時の防災用品としても持っていると便利です。
普段から使っていれば、非常時でもとりあえず食事をとることはできます。
まとめ|キャンプでご飯を炊くならメスティンを使ってみよう
メスティンは、キャンプで炊きたてのご飯を楽しみたい人に便利なアウトドアクッカーです。
魅力をまとめると、
- キャンプ場でご飯を炊ける
- コンパクトで持ち運びやすい
- 炊飯以外の料理にも使える
- 一つの道具を多用途に使える
- ソロキャンプからファミリーキャンプまで活用できる
- フタも料理や取り皿として活用できる
- サイズを選べば複数人分の料理にも対応できる
という点があります。
特に初めてメスティンを使うなら、いきなり凝った料理を作るのではなく、まずはご飯を炊いてみるのがおすすめです。
屋外で自分で炊いたご飯を食べると、いつものお米でも少し特別な味に感じられるはずです。
「キャンプでもご飯を食べたい」と思ったら、メスティンを使った炊飯に挑戦してみてはいかがでしょうか?





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