
なつかしい味のカルメ焼き。
「カルメラ」「カルメラ焼き」「かるやき」とも呼ばれる昔からある駄菓子です。
昔はお祭りの屋台で売っていたり、近所のおじさんが焚き火しながら作ってくれたりしていました。
ふわっと膨らんだ茶色いお菓子を見て、
「懐かしい!」
と思う人も多いのではないでしょうか。
カルメ焼きは、砂糖と水、重曹などを使って作る昔ながらの砂糖菓子です。
「カルメラ焼き」や「かるやき」と呼ばれることもあります。
カラメルのような香ばしさと、サクサクとした食感、濃厚な甘さが特徴です。
材料だけを見ると簡単そうなのですが、実際に作ってみると意外と難しいお菓子。
カルメ焼きってどんなお菓子?
カルメ焼きは、砂糖を水と一緒に加熱して煮詰め、そこに重曹を加えて膨らませて作ります。
重曹を加えると泡が発生し、砂糖液が一気に膨らんでいきます。
そのまま固めることで、独特のふわっとした形と、サクサクした食感になります。
材料は比較的シンプル。
基本的には、
- 砂糖
- 水
- 重曹
などを使います。
レシピによっては卵白などを使う場合もあります。
つまり、特別な材料をたくさん用意しなくても作れるお菓子なのです。
材料は簡単なのに、カルメ焼きは難しい?
カルメ焼きの面白いところは、材料がシンプルなのに、きれいに膨らませるのが難しいこと。
砂糖水を加熱する温度や水分量、火加減、重曹を加えるタイミング、混ぜ方などによって、仕上がりが変わります。
特に重要なのが温度です。
レシピによって多少の違いはありますが、砂糖液をおよそ125~130℃まで煮詰めてから重曹を加えます。
温度計を使うことで、感覚だけに頼らず作りやすくなります。
「簡単そうだから作ってみたけど、全然膨らまなかった……」
ということもあるのがカルメ焼きです。
だからこそ、何度か挑戦して上手に膨らんだときの達成感があります。
カルメ焼き作りに使う道具
カルメ焼きを作るときには、専用のお玉や混ぜ棒などを用意すると便利です。
銅製のお玉
カルメ焼き作りで使われる代表的な道具が、銅製のお玉です。
普通のお玉とは違い、カルメ焼きを作ることを考えて作られた道具です。
カルメ焼きは加熱状態を見ながらタイミングよく作業する必要があるため、専用道具を使って挑戦してみるのも面白いでしょう。
すりこぎ棒
もう一つ用意したいのが、砂糖液と重曹を混ぜるための棒です。
カルメ焼きでは、重曹を加えた後に手早く混ぜる工程があります。
すりこぎ棒のようなちょっと太めの棒を使うらしいですが、割箸などでもつくれます。
熱くなるので、木製の棒がいいです。
カルメ焼きの基本的な作り方
ここでは、カルメ焼き作りの流れを簡単に見てみましょう。
1.砂糖と水をお玉に入れる
お玉に砂糖と水を入れます。
分量はレシピによって異なるので、使用するレシピに合わせて準備しましょう。
2.火にかけて煮詰める
お玉を火にかけ、砂糖水を加熱します。
徐々に水分が蒸発し、砂糖液に粘りが出てきます。
このときの温度管理が重要です。
レシピにもよりますが、125℃前後を目安にします。
3.重曹を加える
適切な状態になったら火から下ろし、重曹を加えます。
ここからがカルメ焼き作りの大事なところ。
火にかけながら重曹を加えると失敗します。
重曹を加えることで泡が発生し、砂糖液が膨らんでいきます。
4.素早く混ぜる
すりこぎ棒などを使って、手早く混ぜます。
混ぜるスピードや回数によっても、出来上がりかたが変わってきます。
うまくいけば、砂糖液が白っぽくなりながら、ふんわりと膨らんできます。
5.膨らんだら冷ます
十分に膨らんだら、そのまま冷まして固めます。
きれいに膨らむかどうかは、温度や材料の配合、混ぜるタイミングなどによって変わります。
最初から完璧を目指すより、何度か挑戦してコツをつかむのもカルメ焼きの楽しみです。
カルメ焼き作りで失敗しやすいポイント
カルメ焼きを作るときには、いくつか注意したいポイントがあります。
温度が低すぎる
砂糖液が十分に煮詰まっていないと、重曹を加えてもうまく固まらないことがあります。
加熱しすぎる
反対に加熱しすぎると、砂糖が焦げてしまいます。
火加減を調整しながら、適切なタイミングを見極める必要があります。
重曹を入れるタイミングが遅い
カルメ焼きは、重曹を加えてからの作業もスピードが重要です。
火から下ろした後に手早く混ぜるレシピが多く、ここでのタイミングも仕上がりを左右します。
カルメ焼き作りは子どもとの体験にも
カルメ焼きは、単にお菓子を作るだけではありません。
砂糖水を加熱するとどうなるのか。
重曹を入れると、なぜ急に膨らむのか。
温度が変わると、砂糖の状態がどう変化するのか。
実際に作りながら観察できるので、ちょっとした科学実験のような楽しみ方もできます。
カルメ焼きは、学校の理科などで取り上げられることもあるお菓子です。
ただし、砂糖液やお玉は非常に高温になるため、子どもと一緒に作る場合は必ず大人が加熱作業を担当するなど、安全に十分注意しましょう。
昔ながらのお菓子を自分で作ってみよう
カルメ焼きは、スーパーなどで手に入る材料で挑戦できる一方、意外と奥が深いお菓子です。
材料の分量を変えてみたり、砂糖の種類を変えてみたり。
何度か挑戦するうちに、
「今回はきれいに膨らんだ!」
という瞬間がやってきます。
そうした試行錯誤も、カルメ焼き作りの楽しみの一つです。
昔ながらのお菓子を、自分の手で作ってみる。
子どもの頃に食べたことがある方なら、懐かしい記憶もよみがえってくるかもしれません。
カルメ焼きを作るなら専用のお玉を
カルメ焼きは、普通のお玉でも作れるレシピがありますが、せっかく挑戦するなら専用の道具を使ってみるのもおすすめです。
道具をそろえて、昔懐かしいカルメ焼き作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
「子どもの頃に食べたカルメ焼きをもう一度食べてみたい」
「子どもと一緒に昔のお菓子を作ってみたい」
「ちょっと変わった手作りお菓子に挑戦したい」
そんな方にもぴったりです。
上手に膨らませるのは少し難しいからこそ、成功したときの喜びも大きいカルメ焼き。
懐かしい味を、今度は自分の手で作ってみませんか?



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